サックスの話。
こんばんは。ざきちゃんです。
早速1日サボってしまった。いかんいかん。
今日は2日分書くよ!長めにね!笑
まず、昼間はジャズのレッスン。マリエンサルの曲をみてもらいました。
うーん、難しい。
楽譜通りに音符を追いかけるのって、すごく楽。ちょっと練習すればできちゃう。伊達に大学時代クラシックばっかりやってない。
でも、圧倒的経験値不足から生まれる演奏は…
なんかダサい。
うん、なんかダサい。なぜ楽譜通りに吹いてるのにダサいのか。むしろ楽譜通りに吹くからダサいのか。そんな、クラシック専攻の「今宵の君は」のダサさを追求していくレッスンでした。
まず、第一にテーマから。コンサートスコアは至ってシンプル。ほぼ全音符・二分音符・四分音符。
このまま吹いたらダサくなるのは当たり前!と勝手に判断した私はいきなりマリエンサルのリズム・ニュアンスをコピーしようと音源を聴きまくる。
でも、元々の型がないから超ダサい→ちょっとダサいに進化しただけで、カッコ良くはならなかった。
ここにきて誰かの格言を思い出す。
「型があるから型破り。型がないのは型無し」
やっちまいました。説得力のカケラもないテーマを吹いてしまった。
いや、説得力の粉末くらいはあったかも。武士の情けで。
師匠がちょーシンプルに吹いたテーマ、めっちゃカッコよかったもん。
小手先の技術だけじゃダメ。数をこなして楽譜に書いてないニュアンスを自分の中で納得して、自然に演奏できないと。
続くアドリブも同じで、楽譜通りに音符を追いかけられても全然カッコ良くない。息の使い方、ビブラートのかけ方(音の抜き方)、ビートの作り方を指導して頂きました。
そしてそのまま高校の吹奏楽部の指導へ。今度は私が先生となって教える番です。
最近の指導で思うこと、生徒の性格が二極化してきてる。
もの凄く楽器、音楽が好きなのは同じなんだけど、それを超アピールしてくる子と、逆に「私なんて…」と超ネガティブに塞ぎ込む子。この二極化がすごい。特に後者は「〇〇さんに何か言われたらどうしよう」とか「音程合ってないのって私のせい?!」とか、すっごい気にする。
気持ちはすごく良く分かる。私もそうだから。めちゃくちゃ練習が上手くいってノリノリだったのに、次の日のリハは全然上手くいかなくて楽器放り出したくなる時、稀によくある。それでもずっと続けてるのはなんで?ってよく自問するんだけど、上手くいった本番が忘れられないから、かな。本気で演奏して、ステージでみんなと一緒に楽しんで、今自分が演奏することで聴いてる人に何か伝えられてる!って、その時の感覚が忘れられないからサックス辞められないんだろうなー。
と、意識高い系のセリフを言ってますが、ネガティブ学生に一番言いたいことは
とりあえず音を本気で出せ。
ちょっと音程が外れてたって、音色が掠れてたっていい。本気なら、絶対次に何かある。本気を出すのはすごく勇気がいるけど、本気出さないとテキトーな演奏で終わっちゃう。
私もよく自分で自分に喝を入れます。言い訳してる暇があったら1音でもいいから本気で音を出せ。
あー、明日からまた本気で音出そう。
それでは皆さん、また明日。
おやすみなさい。